思考は現実化する(アート)
アートは感じるのである。
作家の思い、魂を感じる。
本物の作品を実際に見ると何かを感じる。
アートとは何か?
アートの価値とは?
私は昔、ピカソや他の作品を見てこどもが描いてもおかしくないようなものに対し不思議でならなかった。
絵が上手い人はこの世界に大勢いる。
上手い絵は、写真にはかなわないし、実際のものにはかなわない。
本物の花や風景は神がつくったものであり、かなうわけがない。
私が考えるにアートとは社会的なものである。
アーティフィシャルという言葉が人工的なものという意味がありアートはそこから来てる。
それゆえ、作品そのものとそれを取り巻く環境や社会などを含めた意味づけが大切で現代アートと呼ばれるもの、そして海外では特にそれの説明が重視される。
直接的に感じるもの、そして作品をとりまく社会や歴史、環境など含めて感じるなど様々ですある。
先日、銀座の古美術店にいた際、30台半ばの男性が店に入ってきた。
その男性はショーウィンドウから見えた中国の古美術である庸に非常に興味を持ち店に入って来たとのこと。
ほとんどこういう店に入ったことはなかったが素晴らしいものですねと。
僕はこういう古いものを見ていると当時の情景などを想像してドキドキするのだと。
数百万円する庸だがその男性は値段には驚かなかった。
最後に名刺をご主人に差し出すと、飲食店グループの経営者、10店舗ほど展開しているという。
ドキドキする感性があるからビジネスでも成功するんだよと、ご主人は言った。