思考は現実化する(2016-3)

横浜美術館村上隆のコレクション展が行われている。

私の知り合いが行って非常に面白かったと言っていた。

彼はお茶の世界にはまっているらしい。

自分では現代アートを制作しているが、最近古美術に目覚めたとのこと。

彼が京都の有名なお茶道具屋さんから買った鼠志野茶碗は名品で普通手に入らないものらしい。

あの世界はお金があれば買える世界ではない。

買う人は売り手から選ばれてはえて買える、それもお預けしますという形をとるようだ。

それは他で勝手に売却やあげたりしないという
約束があり、もし将来必要なくなったら戻してほしいということ。

私の知っている古美術商の人曰く、1億円はしたのでは、しかしその茶道具屋さんもよくあの名品を手放したと言っていた。

村上隆は何故お茶の世界なんかにはまるのかとかっては考えていたらしいが、その奥深さを感じ京都で茶席に呼ばれた際にはその空間に感動して涙が出たと話していた。

これがお茶かと

彼はまさにバブルと言われている現代アートのカテゴリーで売って、古くからの価値があるが現在の市場価値は低い古美術を買うという結果的には錬金術のようなことをやっていると思う。

4月には香港のオークションで中国美術の名品と言われるウィルキントンコレクションがでる。世界に2つしかないカップ、一つは故宮博物館が持っている。なんでも20億円くらいにはなるとのこと。茶碗が20億!