思考は現実化する(アート6)

先日、ある都内の美術館の館長とお会いした。

その方から聞いた話では事業家で美術館を建てたお祖父様は、東京美術倶楽部で行なわれる美術交換会で隣で東武根津嘉一郎などが高額な美術品をどんどん買うのをとなりで見て僕ももっと事業で成功して根津さんのようになるぞと頑張ったとの話を聞いたとのこと。

また当時は東武の根津さんや東急の五島さんなど名だたる人がお茶会を催しており、それが社交の場であったようだ。

日本にも彼らだけでなく出光、安宅、大原、三井、三菱、安田など多くの資産家がパトロンとなり美術を盛り上げなおかつ日本の文化の庇護をしてきたのである。

今一度日本にもそのような日本人が現れてよいのではないか。

もちろん単に古いものをそのまま守るだけではなく新しいものと融合することが必要と思っている。

チームラボの猪子さんはまさに融合をやっている、すごいと思う。彼は天才肌でスーパーテクノロジスト集団を率いてビジョンがある。
今一番会いたい人である。

彼は8月にラスベガスのMGMバラッジオで歌舞伎な彼のアートの演出をつけたカブキスペクタクルという公演を行った。
古い日本文化と最新のアートテクノロジーがすごかった。