思考は現実化する

とある人から頼まれセミナーのゲストスピーカーをした。
主催者の人いわく、丸の内のあるスペースを偶然6回にわたりかりることができてテーマを決めたのだがその時に私の顔が浮かんだという。
スピーカーをした後、たまたま来ていた大手出版社の編集長を紹介され次の日にメールが来た。私の話しの内容がよかったことと出版の誘いだった。

かなりの偶然なのだが、やはりこれも私の思考の結果であると思った。

今オリンピックが行なわれメダリストの奇跡的な快進撃などが話題になっているが奇跡は起こるべきして起こるのてある。

卓球の彼も自分達3人を天才であると迷うことなく言っていた。彼の中で自分は天才であると決めているのである、自信、自分を信じている。他人がどうこうではなく自分の中での戦いである。
負けるかもと不安に思っていると負ける、失敗するかもと考えるとそのイメージを現実化することでやっと不安から解放されるのである。自分の心のコントロールほど難しいものはない。
時として人の欲しているものは結構単純ではない。

イチローの小学校の時の作文、あれが起点となり彼は今がある。
サッカーの本田の小学校の作文もそうである。
決めているのである。
自分の思考の反応のプログラミング。

自信、
エマーソンの自己信頼、ブリストルの信念の魔術などは読んだことがある。

自信は世界を作りだすことができる。
環境を変える。全ての分子レベルの振動を動かすのであろう。

猪子寿之もそうである、彼はデジタルアートで世界を変えると言っている。
アートは人の感情を動かす、そして感情が動くと、物の見方が変わる、すると価値観が変わるので結果世界は変わると言っている。

私もそう思う。

彼は世界を変え日本という国や文化に再度世界の目を向けさせることができる日本人だと思う。
ほんと彼は面白すぎる。




思考は現実化する2016

英国のユーロ離脱の影響で金融マーケットも為替や株価など始め混乱している。

しばらく前までは世界は平和や安定のために全世界で協力するような流れがあり、地球温暖化対策や様々な部分で未来をよくして行こうとロシアや中国なども参加して良い感じであったのに、、、

最近はどこも余裕がなく自分のことで手一杯という感じである。顕著になったのはリーマンショックあたりからだろうか。
たぶんその影響が色々歪みをもたらして現れてきているのだろう。

世界中はとてつもない借金でまかなわれている。昔はそれは戦争などでリセットされてきた。今は大きな戦争がない分、複雑になっている。真面目に暮らす一般庶民にはわからない世界がある。

私は金融の世界に興味をもち中央銀行のさらに中枢などはじめ普通入れない場所に様々実際に入った。
非常に優秀な人達によって運営されているが私が気になるのは核となる部分や長期的戦略や目的などきちんと考えている人はいるのだろうかということ。

金融マーケットは現代資本主義のベースであり、そのルールはヨーロッパやアメリカによって決められる。

だからそれ以外の国が力をつけてくると簡単にルールを変えてしまう。

例えば少し前のIFRSなどの会計制度などは会社の価値の算定に大きな影響を与える。
最近どうなってしまったのか全く話にものぼらないがつまるところパワーゲームである。
金融庁のその担当責任者の話を聞いたことがあるが最初に会計制度の歴史的経緯に触れ、日露戦争とか太平洋戦争とかと言う話を始めた。負けたから、勝ったから、相手もしくは自分のルールを適用されたとかと言う話なのである。

基本的に小学校の時の遊びのルールと同じである。

アートマーケットもつくられた世界であり、現代においてはその中心はニューヨークである。

時代の大きな流れはアジアであるがヨーロッパやアメリカはルールの決定権はなかなか渡さないだろう。

中国はAIIBでその権利を取ろうと頑張っている。
日本はそもそも大それたことは考えていないがにチャンスがあるとすればアジアとヨーロッパやアメリカとの調整をしてしたたかにコントロールすることだろう。
日本には他にはない神話から続く家柄があり、
歴史や文化のベースの上に最先端のデジタル
テクノロジーをつくりあげられるベースがあるかもしれない。

あとはアートと同じで意味付けである、グローバルな視点で



思考は現実化する(2016)

少し前、飛行機の中で「ビックショート」という映画を観た。原作は前職の時の会社のコラムニストでもあるマイケルルイス。
リーマンショックに先立ってマーケットのクラッシュを予想していた人達の物語を映画にしたものだ。

改めて考えさせられる映画だった。住宅ローンモーゲージのクラッシュに始まったリーマンショック、数年前から一部の人たちの中では気づいていたが誰にも相手にされず変人扱いされ、最終的にクラッシュがあった時に大儲けした。

ものの価値とは何か?
簡単なようで難しい。何かが水面下で起こっていても誰も気づいていないことは少なくない。
私は大学時代、ゼミの中でマーケティングの第一人者と言われる先生を前に

大衆は騙されることを潜在的に望んでいるのでは?と自論を展開した。
卒論のテーマは
「消費社会における大衆と欲望」だった。
例えば江戸時代の見世物小屋を例にして、
首女は首が極端に長い女の見世物であるが
そんなのいるわけがないのに皆ものの見たさで
店に入る。

ああやっぱりという納得したいのもある。

女性も潜在的にそういうところがある。
真実よりも素敵な嘘や物語に弱い。

ただリーマンショックは基本的にプロが関わっていてわからなかったのである。

私達には見えていないものがたくさんあるのである。ある人は脳の情報処理の問題で自分の見たいものとして認識してしまうと言っていた。

つまり自分の見方次第で我々の見える世界が変わるのである。

最近ニュースを見ていても悲惨なもの悪いニュースばかりのように見えるがこれも私次第なのかもしれないと思った。

私が良い世界を想像しつづければ素晴らしい世界が表れると思っている。

思考は現実化する(2016-3)

横浜美術館村上隆のコレクション展が行われている。

私の知り合いが行って非常に面白かったと言っていた。

彼はお茶の世界にはまっているらしい。

自分では現代アートを制作しているが、最近古美術に目覚めたとのこと。

彼が京都の有名なお茶道具屋さんから買った鼠志野茶碗は名品で普通手に入らないものらしい。

あの世界はお金があれば買える世界ではない。

買う人は売り手から選ばれてはえて買える、それもお預けしますという形をとるようだ。

それは他で勝手に売却やあげたりしないという
約束があり、もし将来必要なくなったら戻してほしいということ。

私の知っている古美術商の人曰く、1億円はしたのでは、しかしその茶道具屋さんもよくあの名品を手放したと言っていた。

村上隆は何故お茶の世界なんかにはまるのかとかっては考えていたらしいが、その奥深さを感じ京都で茶席に呼ばれた際にはその空間に感動して涙が出たと話していた。

これがお茶かと

彼はまさにバブルと言われている現代アートのカテゴリーで売って、古くからの価値があるが現在の市場価値は低い古美術を買うという結果的には錬金術のようなことをやっていると思う。

4月には香港のオークションで中国美術の名品と言われるウィルキントンコレクションがでる。世界に2つしかないカップ、一つは故宮博物館が持っている。なんでも20億円くらいにはなるとのこと。茶碗が20億!

思考は現実化する(世界)

今年に入ってから世界の金融マーケットは
かなり激しく変動している。

中国、アメリカ、ヨーロッパを始め
世界中に広がっている。

また石油や商品のマーケットも動いている。

金融の世界はいまだかってない領域に
入ってきているように見える。

金利は異常に引くく日本ではマイナス金利

今までの資本主義の基本的なフレームはインフレをベースとした金利期間構造にある。

それが変化しつつある。

一体どうなっていくのか。

現金を持っていることがリスクになって
きている。

ジョージソロスやジムロジャースも今後
リーマンショック以上の金融経済危機が来ると
言っている。

リーマンショックからまだ清算が済んでいない状態ではないのではと思っている。

日本は90年代のバブル崩壊の影響で金融機関始め、かなり慎重になっていたこともありそういう意味では他と比べてしっかりしている。

リスクを気にしてる資金はまた日本に流れるの
ではないか。

ただ基本的に資本主義自体が少し危うくなって
いる。

ルールの枠組みが変わるかもしれない

こういう時こそチャンス



思考は現実化する2016

全ては情報の差である。

そしてそれをどう捉えて何に結びつけるか。

ビジネスもまさにそうである。

一般に認識されている情報との乖離がチャンス
を生む、昔から変わってない。

ロスチャイルドは遠く離れたワールテローの戦いの結果をいち早く知っていたことで投資で
大きく儲け財閥の基礎を築いた。

去年会ったジムロジャースも実際に自分の目で見るために世界中をバイクと車で旅をした。

情報の価値を知っている人は自ら情報をつくりだす側になる。

本当に大事な情報はマスメディアにはのりにくい。

載っていても一般の人達は気付かない。







思考は現実化する2016

新しい年がスタートした。

年末から世界で様々なことがあり
今年も中国のマーケットの波乱など
世界の政治や経済にとっては激動の年に
なりそうである。

ただ基本的に様々なことはメディアを通して知ったことであり、自分の目で直接見たことでは
ないので自分の身近で起こったわけではない。

東日本大震災の時、私はニューヨークに本社のある米系企業の東京支社にいたのだが、当初
本社の方ではメディアに流れる津波原発があたかも東京で起こっていると勘違いていた。
東京電力という名前からそう連想したようだ。
そのため、社員全員に世界中どこに避難したいかとリクエストをとり、飛行機をプライベートで8台チャーターし、世界中のホテルを予約していた。
3割位は海外に2割位は関西方面に会社負担で避難し、東京オフィスはリモートでの業務を行っていた。大騒ぎである。
私の家族は家族で名古屋マリオットホテルに2週間いた。食事、クリーニング代、交通費全て会社持ちである。
10日位して会長が来日しほとんど普段と変わりない東京都心の街をみてびっくりし、全社員に戻るよう指示がでた。
メディアからの情報とはこのくらいの認識の違いを生むのである。
その会社はメディア事業も展開していてリスクオペレーションチームも動いていたのにである。
私はこの時にマスメディアからの情報の限界を実感として感じた。

マーケットに関しても基本的には数字が変化しているだけである。

とにかく今年が素晴らしい年になることを祈っている。