思考は現実化する2016

新しい年がスタートした。

年末から世界で様々なことがあり
今年も中国のマーケットの波乱など
世界の政治や経済にとっては激動の年に
なりそうである。

ただ基本的に様々なことはメディアを通して知ったことであり、自分の目で直接見たことでは
ないので自分の身近で起こったわけではない。

東日本大震災の時、私はニューヨークに本社のある米系企業の東京支社にいたのだが、当初
本社の方ではメディアに流れる津波原発があたかも東京で起こっていると勘違いていた。
東京電力という名前からそう連想したようだ。
そのため、社員全員に世界中どこに避難したいかとリクエストをとり、飛行機をプライベートで8台チャーターし、世界中のホテルを予約していた。
3割位は海外に2割位は関西方面に会社負担で避難し、東京オフィスはリモートでの業務を行っていた。大騒ぎである。
私の家族は家族で名古屋マリオットホテルに2週間いた。食事、クリーニング代、交通費全て会社持ちである。
10日位して会長が来日しほとんど普段と変わりない東京都心の街をみてびっくりし、全社員に戻るよう指示がでた。
メディアからの情報とはこのくらいの認識の違いを生むのである。
その会社はメディア事業も展開していてリスクオペレーションチームも動いていたのにである。
私はこの時にマスメディアからの情報の限界を実感として感じた。

マーケットに関しても基本的には数字が変化しているだけである。

とにかく今年が素晴らしい年になることを祈っている。