思考は現実化する2016

英国のユーロ離脱の影響で金融マーケットも為替や株価など始め混乱している。

しばらく前までは世界は平和や安定のために全世界で協力するような流れがあり、地球温暖化対策や様々な部分で未来をよくして行こうとロシアや中国なども参加して良い感じであったのに、、、

最近はどこも余裕がなく自分のことで手一杯という感じである。顕著になったのはリーマンショックあたりからだろうか。
たぶんその影響が色々歪みをもたらして現れてきているのだろう。

世界中はとてつもない借金でまかなわれている。昔はそれは戦争などでリセットされてきた。今は大きな戦争がない分、複雑になっている。真面目に暮らす一般庶民にはわからない世界がある。

私は金融の世界に興味をもち中央銀行のさらに中枢などはじめ普通入れない場所に様々実際に入った。
非常に優秀な人達によって運営されているが私が気になるのは核となる部分や長期的戦略や目的などきちんと考えている人はいるのだろうかということ。

金融マーケットは現代資本主義のベースであり、そのルールはヨーロッパやアメリカによって決められる。

だからそれ以外の国が力をつけてくると簡単にルールを変えてしまう。

例えば少し前のIFRSなどの会計制度などは会社の価値の算定に大きな影響を与える。
最近どうなってしまったのか全く話にものぼらないがつまるところパワーゲームである。
金融庁のその担当責任者の話を聞いたことがあるが最初に会計制度の歴史的経緯に触れ、日露戦争とか太平洋戦争とかと言う話を始めた。負けたから、勝ったから、相手もしくは自分のルールを適用されたとかと言う話なのである。

基本的に小学校の時の遊びのルールと同じである。

アートマーケットもつくられた世界であり、現代においてはその中心はニューヨークである。

時代の大きな流れはアジアであるがヨーロッパやアメリカはルールの決定権はなかなか渡さないだろう。

中国はAIIBでその権利を取ろうと頑張っている。
日本はそもそも大それたことは考えていないがにチャンスがあるとすればアジアとヨーロッパやアメリカとの調整をしてしたたかにコントロールすることだろう。
日本には他にはない神話から続く家柄があり、
歴史や文化のベースの上に最先端のデジタル
テクノロジーをつくりあげられるベースがあるかもしれない。

あとはアートと同じで意味付けである、グローバルな視点で