思考は現実化する?5

そんな祖父の影響もあるのか私は人一倍人生に対して様々なことがしたい、欲しいという欲を持っていた。

数年前から、
それまでずっと家族を最優先してきてブレーキをずっとかけつづけたせいか常に不安で非常にネガティヴなことしか考えられなくなってしまい、

心が壊れてしまった。

いわゆる鬱状態
それと並行して様々な本などを読み自分でその状態を脱出しようとしたが頭でわかっても心と身体が脱しきれない。
朝起きて会社に行く、何かをどちらか決めることも本当必死。そんな状態なのに家族や他の人にはわからないように振舞っていた。

そんな中、家族とも関係がしっくりいかないこともあり、仕事で家をあけることも多くなる。
夜女の子のいる飲み屋さんに行くようになった。
そこでとある女の子に惹かれ急速に仲良くなっていくのと並行していつしか私の心は鬱状態を脱していた。

どんなに色々本など読んで試してもダメだったのに女の子で治るとは。

やはり人間にとって大事なことは心や身体で「感じること」そしてブレーキをかけずに「反応すること」という本脳に従った悟りのようなものを得た。

悟りを得たと感じた私は何人もの子達と親しくなり仕事も含め非常に強気になっていた。

しかし昨年には妻や家族にも知るところとなり私の心と身体の状態に反した状況になっていった。

妻の病気が発覚、入院と手術、子供たちと妻のため家に戻るが家族の心理状況はまったくばらばらでコントロール不能という状態が最近まで続いていた。

そんな状況の中での突然の贈り物、

ダイニングテーブルの上には洋菓子店の紙袋に私の好きなフルーツケーキ詰め合わせと私が今最も欲しいものに加え子供たちからの手作りカードが入っていた。

父の日のプレゼントとだった。

ここ何年もそういう事は全くなかったので私にとっては非常に感動しびっくりした贈り物だった。

「実験1の結果かな。」私は改めて思った。前日にパムグラウトの本を読み実験をスタートしたことを思い出したのだ。